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障がい福祉

「第三者委員は福祉施設の公共性を保つうえで欠かせない存在。」

認定NPO法人ポパイ

理事長 山口未樹 様

法人DATA

 

分  野 : 障がい者福祉

サービス : 生活介護事業所

       就労継続支援B型事業所

地  域 : 愛知県名古屋市

WEB▶︎  : http://mo-ya-co.info

2005年設立。MO-YA-COと称する障がい者サポートプロジェクトを展開。「もうやっこ」とは分け合うといった意味を持つ名古屋弁。なかでも【障がい×アート】には力を入れて取り組んでいる。地元名古屋だけに留まらず、全国の障がいアート系団体と交流しイベントを開催するなど精力的に活動。理事長をはじめスタッフの平均年齢も若く、地元名古屋でも「センスのいい法人」として今後の活躍が期待されている。

----------第三者委員を導入されたきっかけは?​

以前より第三者委員設置の必要性を感じており、法人独自で社会福祉協議会の仲介を得ながら自治会長などに呼びかけ第三者委員の発足を画策していました。

 

しかし「そもそも法人を知らない」「障がい者から相談があっても答えられない」「解決手段を持ち合わせていない」といった理由から、結局この話は流れてしまいました。

 

もちろん形だけの第三者委員ではもったいなく、しっかり問題に向き合い、対処してもらえる組織を必要としていました。そんな折、代表の三澤さんと出会いました。

 

当法人が希望するのはサービスの透明性を保つこと。特定の人だけではなく広く公共の福祉に役立つ事業所を作ること。その為に第三者による評価や指摘は欠かせないものと考えます。専門家集団である第三者委員の狙い(課題認識)と、こちらの希望がうまくマッチしたと思っています。

----------第三者委員をどのように活用されていますか?

昨年、ご利用者向け、保護者向けの匿名相談会を第三者委員の方にお越しいただき実施しました。法人の提供するサービスへの要求やクレームが出るものと思っていましたが、そこはまだ第三者委員の方との関係性が十分構築されていない段階なので、日頃の思いの丈を話す程度で終わりましたが、報告内容からも保護者の方の事業に対する見方や思いが十分読み取ることができ、こうした機会の必要性を感じました。

 

また、職員が受け付けたクレームや相談にも応じてもらい、課題の整理方法や捉え方へのアドバイスを頂いています。

----------第三者委員への改善点やご要望は?

全国的にも珍しい事業形態とのことですが、福祉施設の公共性を保つには欠かせない存在だと思っています。特に外部(社会一般)から見えにくい障がい者施設では、外からの目はもちろんですが、内でさえ見落としてしまうほど不透明な空気が漂っています。

 

また、何となく言いにくい雰囲気や変化しにくい印象を外部(特に保護者の方)に与えていると思います。とにかく視界が不良なんです。第三者委員には見にくいものを見やすく、変化しにくそうな印象を変化するんだという実感に変えてもらいたいと思います。

 

法人の自主的な努力ではどこが不透明で滞っているのか、やはり分かりにくいというのが本音です。このあたりビシッと指摘していただければ、より良いサービスの提供ができると思っています。

​※現在、障害者総合支援法に基づくサービスについては、新規お申し込みを停止させていただいております。

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